2010年12月08日
(参考事例)芦屋市立美術博物館の指定管理者否決
兵庫県の芦屋市立美術博物館について、以下のような報道がありました。
* * *
(毎日JP(毎日新聞社)より転載)
芦屋市立美術博物館:来春休館の可能性も 指定管理者、市議会常任委で否決 /兵庫
◇共同事業体を指定管理者、市議会常任委で否決
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101203ddlk28040339000c.html
芦屋市立美術博物館の指定管理者問題で、同市議会民生文教常任委員会は2日、不動産管理会社「日本管財」(西宮市)と市民グループ「癒しの森」(神戸市東灘区)による共同事業体を指定管理者にする議案を否決した。委員長を除き採決に参加した6人全員が反対したため、17日の本会議でも否決される公算が大きくなった。来年3月末まで、市が委託したNPO「芦屋ミュージアム・マネージメント」(AMM)が同館を運営するが、本会議の否決で4月以降の休館を余儀なくされる可能性もある。
同館は、「GUTAI」の名で世界的に知られる前衛美術家集団「具体美術協会」のコレクションで知られてきた。しかし、03年、運営していた芦屋文化振興財団が市の財政難のため解散する方針が示され休館の危機に陥った。その後、存続を要望する市民が中心になって作ったAMMが運営し、市も指定管理者制度への移行を目指してきた。今年6月の本会議で指定管理者制度を導入する議案が可決。公募した結果、6団体が応募。選定委員会が、「日本管財」と「癒しの森」による共同事業体を選んだ。「AMM」などの事業体が小差で次点だった。
2日の常任委では、「展覧会の経験がなく、館長や学芸員の人選も不透明」「共同事業体は芦屋市と直接的なかかわりがなく『市民協働参画』を掲げる市政方針と合致しない」などの意見が出た。【手塚さや香】
〔阪神版〕
* * *
なお、当美術博物館は、過去に、旧委託運営者である市の
外郭団体の解散に伴う、休館騒動があったところです。
また、本年6月の芦屋市市議会でも、当美術博物館への指
定管理者制度導入をめぐり、常任委員会での否決、本会議
での可決という経緯があったようです。
このあたりの経緯については、以下のブログに詳しい情報
(芦屋市市議会の議事録など)が掲載されてます。
* * *
風のまにまに(by ironsand)
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20101203
* * *
以上
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(毎日JP(毎日新聞社)より転載)
芦屋市立美術博物館:来春休館の可能性も 指定管理者、市議会常任委で否決 /兵庫
◇共同事業体を指定管理者、市議会常任委で否決
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101203ddlk28040339000c.html
芦屋市立美術博物館の指定管理者問題で、同市議会民生文教常任委員会は2日、不動産管理会社「日本管財」(西宮市)と市民グループ「癒しの森」(神戸市東灘区)による共同事業体を指定管理者にする議案を否決した。委員長を除き採決に参加した6人全員が反対したため、17日の本会議でも否決される公算が大きくなった。来年3月末まで、市が委託したNPO「芦屋ミュージアム・マネージメント」(AMM)が同館を運営するが、本会議の否決で4月以降の休館を余儀なくされる可能性もある。
同館は、「GUTAI」の名で世界的に知られる前衛美術家集団「具体美術協会」のコレクションで知られてきた。しかし、03年、運営していた芦屋文化振興財団が市の財政難のため解散する方針が示され休館の危機に陥った。その後、存続を要望する市民が中心になって作ったAMMが運営し、市も指定管理者制度への移行を目指してきた。今年6月の本会議で指定管理者制度を導入する議案が可決。公募した結果、6団体が応募。選定委員会が、「日本管財」と「癒しの森」による共同事業体を選んだ。「AMM」などの事業体が小差で次点だった。
2日の常任委では、「展覧会の経験がなく、館長や学芸員の人選も不透明」「共同事業体は芦屋市と直接的なかかわりがなく『市民協働参画』を掲げる市政方針と合致しない」などの意見が出た。【手塚さや香】
〔阪神版〕
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なお、当美術博物館は、過去に、旧委託運営者である市の
外郭団体の解散に伴う、休館騒動があったところです。
また、本年6月の芦屋市市議会でも、当美術博物館への指
定管理者制度導入をめぐり、常任委員会での否決、本会議
での可決という経緯があったようです。
このあたりの経緯については、以下のブログに詳しい情報
(芦屋市市議会の議事録など)が掲載されてます。
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風のまにまに(by ironsand)
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20101203
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以上
Posted by negiya at 01:33│Comments(0)
│参考資料など